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2014/09/25

BunBackup超入門(12) バックアップ先を定期的に交換する

HDDなどのハードウェアは、使い続けているといつかは故障します。
どの程度使うと故障するかは個体差がありますので推測できませんが、使用期間が長いほど故障する確率は高くなります。

メディアはいつ故障するかわかりませんので、定期的に交換することをお勧めします。
いつ交換するかは難しいところですが、私が運用している方法をご紹介します。
HDDを定期的にエラーチェックして、問題がなければ3年くらい使用します。
3年くらい経過しましたら、新しいHDDを購入します。
古くても問題がないHDDは廃棄するのではなく、新しいHDDの予備として使用します。
つまり、これでバックアップ先は二つになります。
バックアップ先が二つになりますので、仮にどちらかのバックアップ先が壊れても対応できるようになります。

なお、エラーチェックでエラーが出るようになれば、すぐに新しいHDDを購入します。
そしてフォーマットなどをしても解決しない場合は廃棄します。
HDDなどを破棄する場合、私はハンマーで叩いたり、電動ドリルなどで穴を開けたりして、完全に修復ができない状態にしてから捨てています。

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2014/09/17

BunBackup超入門(11) 定期的にバックアップ元・先を最適化する

HDDなどのドライブは、長く使っているとファイルが断片化し、アクセス速度が遅くなります。
そのため、ドライブは定期的に最適化することをお勧めします。

ドライブを最適化する場合は、以下の手順で行ってください。
  1. エクスプローラーなどからドライブをマウスの右ボタンでクリックする
  2. メニューの「プロパティ」を選択する
  3. 「ツール」タブをクリックする
  4. 「最適化」ボタンをクリックする
ドライブの一覧を表示しますので、最適化するドライブを選択して「最適化」ボタンをクリックしてください。
なお、ドライブによっては、すぐに最適化できない場合があります。
パソコンを再起動するなど、表示されるメッセージに従って最適化してください。

最適化の頻度ですが、これはドライブの使用状況によって異なります。
書き込みの多いドライブは、断片化しやすくなります。
私は1ヶ月に一回、もしくは断片化が5%を超えた場合に、最適化を実行しています。

SSDは通常最適化する必要はありませんが、Trimなどのメンテナンスをしたい場合は専用ソフトを使用してください。
(Windows8/8.1はTrimを利用したメンテナンスは自動で行われるようです)

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2014/09/11

BunBackup超入門(10) ファイルの更新日時が正しいかをチェックする

前回ドライブのエラーチェックについてお話しました。
今回はファイルの更新日時についてお話しいたします。

BunBackupはファイルバックアップソフトですから、基本的にはバックアップ元・先のファイル更新日時を比較してコピーするファイルを抽出します。
そのため、更新日時が正常ではないと、正しいバックアップができません。

ファイルの更新日時は壊れることがあります。
更新日時が壊れてもドライブのエラーチェックでは検出できない場合があり、通常更新日時のチェックは手間がかかります。
そこで、BunBackupでは「バックアップ分析」に「ファイルチェック」という更新日時をチェックする機能を用意しています。

バックアップ元・バックアップ先にあるファイルの更新日時をチェックする場合は、バックアップ設定後、「バックアップ」メニューにある「バックアップ分析」を選択してください。
バックアップ分析ダイアログを表示しますので、そこにある「ファイルチェック」ボタンをクリックしてください。
バックアップ元・先にあるファイルの更新日時をチェックし、異常があればそのファイルを表示します。
ファイルチェック機能では、簡易のドライブエラーチェックも行います。

更新日時が正しくないファイルが見つかりましたら、エクスプローラーなどで更新日時を確認してください
更新日時に問題があれば、ファイルの更新日時を変更するソフトを使用して、正常な更新日時を設定してください。
更新日時を変更するソフトは、ベクターなどで見つけることができます。

なお、更新日時の異常なファイルが見つかった場合、更新日時だけでなくドライブに問題がある可能性もあります。
念のために前回説明した方法でドライブのエラーチェックを行うことをお勧めします。

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2014/09/05

BunBackup超入門(9) 定期的にバックアップ元・先ドライブをチェックする

HDDなどのドライブは、知らないうちに壊れていることがあります。
せっかくバックアップしていても、バックアップ先のファイルが壊れていれば、いざというときに復元できません。
また、バックアップ元のファイルが壊れていて、その壊れたファイルをバックアップしてしまうと、バックアップ先の正常なファイルが上書きされてしまいます。

HDDなどが壊れたときに、すぐに知ることができれば被害は少ないのですが、ファイルの一部や、ファイル情報の一部が壊れている場合は、壊れていることになかなか気づきません。

BunBackupはバックアップ元・先のファイル情報取得時に異常を検知した場合、バックアップを中断し、それを警告します。
ただし、ドライブに異常があっても、必ずしもファイル情報取得時に異常を検知できるわけではありません。
そのため、定期的にバックアップ元・先のメディアをチェックすることは、非常に重要です。

Windowsは標準でドライブをチェックする機能が搭載されています。
この機能を利用して、ドライブのエラーをチェックしてください。
エラーチェックは、エクスプローラーなどから各ドライブをマウスの右ボタンをクリックしてメニューを表示し、「プロパティ」を選択します。
「ツール」タブに「エラーチェック」とう項目がありますので、その中の「チェック」ボタンをクリックすると、ドライブのエラーチェックを行えます。

ドライブがSSDの場合は、SSDメーカーで専用のエラーチェックソフトを提供していることがあります。
このような場合は、専用ソフトを使用してください。

なお、エラーチェックを行っても、ドライブの異常を検知できない場合もあります。
そのため、できればバックアップ先を複数用意してバックアップすることをお勧めします。

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2014/09/03

BunBackup超入門(8) バックアップ結果をログに記録する

BunBackupは、バックアップ終了後にバックアップ結果を表示します。
バックアップ結果では、コピーしたファイル、ミラーリングにより削除したファイル、コピーに失敗したファイルを表示します。
BunBackupには、このバックアップ結果をファイルに記録するログ機能があります。
ログ機能を使用しますと、いつどのファイルがコピー、削除され、どのファイルのコピーに失敗したのかを記録することができます。

バックアップしていると、このファイルはいつ更新・削除したんだろう、このファイルはいつからコピーに失敗しているんだろうということを、確認したい場合があります。
このようなときにログは有効です。

また、手動でバックアップする場合は、バックアップ結果を確認することができますが、自動バックアップなどバックグラウンドでバックアップする場合は、バックアップ結果を確認することができません。
自動バックアップを利用する場合は、特にログ機能を使用することをお勧めします。

ログ機能を使用する場合は、以下の手順で設定してください
  1. 「設定」メニューの「機能表示設定」を開く
  2. 「環境設定」グループにある「ログ」をチェックする
  3. 「OK」ボタンをクリックする
  4. 「設定」メニューの「環境設定」を開く
  5. 「ログ」タブをクリックする
  6. 「ログを記録する」をチェックする
  7. 「ログファイル名」を設定する
  8. 「記録回数」を設定する
記録したログを表示したい場合は、「設定」メニューにある「ログ表示」を選択してください。
過去のログ一覧を表示しますので、表示したいログをダブルクリックしますと、そのバックアップ結果を表示します。
なお、最新のログを表示したい場合は、F12キーを押すだけで、バックアップ結果を表示できます。

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2014/09/01

BunBackup超入門(7) いろいろな機能を使用する

BunBackupには様々な機能がありますが、インストール直後はそれらの設定項目は表示されません。
これは、できるだけ表示する設定項目を少なくするためと、機能をよく理解せずに使用してしまうことを防ぐためです。

バックアップしているうちに、こういう機能があったら便利なのにと思うことがあれば、自分の欲しい機能がBunBackupにないかを調べてみてください。
各機能につきましては、ヘルプ、ホームページ、ブログなどで確認してください。

ここではBunBackupでよく使われるミラーリング機能を例に、機能の設定方法をご説明します。
ちなみに、ミラーリングとは、バックアップ元で削除されたファイルなどがあった場合、そのバックアップ先のファイルを削除する機能です。
この機能を使用することで、バックアップ元とバックアップ先のファイル構成を同じ状態に保つことができます。

「設定」メニューに「機能表示設定」という項目がありますので、それを選択します。
機能表示設定がいろいろな機能を使用する上での出発点となります。
1

機能表示設定を開きますと機能の一覧を表示しますので、左上にある「ミラーリング」をチェックして「OK」ボタンをクリックしてください。
これでバックアップ詳細設定に「ミラーリング」という設定項目が表示されます。

下記の手順で「バックアップ詳細設定」を開きます。
  1. メインウインドウのバックアップリストにあるバックアップ設定をダブルクリックする
  2. 「バックアップ設定」の「詳細」ボタンをクリックする
これでバックアップ詳細設定が開きます。
バックアップ詳細設定に「ミラーリング」というタブがありますので、それを選択してください。
2

選択したタブに「ミラーリングする」という設定項目がありますので、これをチェックしますと、ミラーリング機能が有効になります。

なお、機能表示設定は、設定項目の表示・非表示を切り替えるためのものです。
機能表示設定でチェックするだけでは、その機能は有効になりませんので注意してください。
各機能を有効にする場合は、各設定項目で行う必要があります。
各機能の設定項目がどこにあるかはヘルプに書かれていますので、そちらを参照してください。

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