圧縮バックアップはお勧めしない
圧縮バックアップはバックアップ先の容量が足りない場合には大変便利な機能です。
ただ、個人的にはアーカイブ系(複数のファイルを一つにまとめるタイプ)の圧縮バックアップはあまりお勧めしません。
BunBackupに圧縮バックアップ機能があるのに何で? と思うかもしれません。
私が圧縮バックアップをお勧めしない理由は二つあります。
一つは、アーカイブされ圧縮されたファイルが壊れてしまうと、その中に入っているすべてのファイルが取り出せなくなる可能性があるからです。また、圧縮に何らかの不具合があった場合も、ファイルを取り出せなくなる可能性があります。
バックアップしたファイルが壊れてしまっては、バックアップの意味が無くなってしまいます。
そのため、できるだけ安全な方がいいと考えています。
もう一つは、バックアップに時間がかかるということです。
多くの人たちがバックアップをしないのは、面倒だからではないでしょうか。何も生み出さない作業に、時間や手間をかけるのは無駄だと感じるのかもしれません。
そのため、バックアップには時間がかからないのも重要だと考えています。
ただ、物理的にバックアップ先の容量が足りない場合は、圧縮バックアップは有効です。そのため、安易に圧縮機能を使用せず、必要に応じて使い分けるようにしましょう。
圧縮しなくても、バックアップ先の容量を少なくする方法もあります。
たとえば、「対象・除外ファイル」「除外フォルダ」機能を使用すれば、不要なファイルをコピーせずに済み、容量の節約になります。
また、お金はかかりますが、バックアップ先の容量を増やすというのは最善の方法です。
「お金かけるのはやだ!」と言う人も多いと思いますが、バックアップは一種の保険です。あまり保険をケチると、後で痛い思いをすることになるかもしれません。
これを機会に、手元にあるファイルがどれくらい価値があるかを考えてみてはいかがでしょうか。
| 固定リンク
| トラックバック (0)