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2016/11/30

PC Watchで始まった「実録! 俺のバックアップ術」の連載が面白い

PC Watchでバックアップを紹介する連載が始まりました。
何せバックアップに関する連載ですから、これは貴重かもしれません(苦笑)
(ちなみにこの記事ではBunBackupについても書かれています)

プロが書かれた記事なので非常にわかりやすいですし、実際に使用しているバックアップ環境について書かれているので、実用面でも大変参考になります。
ちょっと面白そうなので、この連載に関連して自分なりの考えをメモしておこうと思います。

写真のバックアップ
最近の写真のバックアップは容量が大きく、バックアップ先の選択が難しくなってきています。記者の方や趣味で一眼レフを使っている方は、一枚の写真容量が大きく枚数も多いでしょうから、バックアップは大変だと思います。
HDDも年々容量は大きくなっていますが、大容量HDDは価格が高く、コストがかかります。

個人的にお勧めは、とりあえず大容量外付けHDDにバックアップ。
そして定期的にBD-R (Blu-ray Disc Recordable)にバックアップしてバックアップを二重化。
外付けHDDは2年くらい使用したら交換。(故障する前に交換することが重要)
ただし古いHDDに問題が発生してなければサブのバックアップとして使用し、バックアップを三重化。
そして、サブバックアップ用外付けHDDは普段パソコンから外しておく。(ランサムウェア、雷などの対策のため)
HDD容量が足りなくなったら、優先度の低い写真はBD-RのみとしてHDDの写真は削除。(できればBD-Rは2枚以上にバックアップし異なる場所に保管)

NASは便利ですが、同容量のHDDと比較すると割高です。
RAIDやインターネットからのアクセスなど、NASの機能が必要な場合は別ですが、それ以外は割安な外付けHDDで十分だと思います。
安価なHDDで安全性を高めるなら、複数のHDDにバックアップするという方法もあります。

バックアップ時ミラーリングするときは、世代管理機能を使用して間違った削除に対応できるようにしておく。
(自動バックアップ時は特に世代管理機能を推奨)

リアルタイム同期の注意点
バックアップ元が更新されたら、すぐにバックアップされるのがリアルタイム同期です。常にファイルが複製化されるため、バックアップまでのタイムラグが発生しないという利点があります。
ただし、リアルタイム同期には注意点があります。

一つは記事に書かれているとおり、ファイルが更新されたら直ちにコピーされるため、作業中だと動作が重くなります。
優先度を下げる機能があれば、優先度を下げておくことをお勧めします。Windows Vista以降ではHDDのアクセスに優先度を指定できるようになっていますので、優先度を下げておけば作業中のアプリケーションは重くなりません。なお、優先度を下げるとHDDのアクセスに空きができるまではコピーされません(タイムラグが生じます)ので注意が必要です。

もう一つは、誤った更新やランサムウェアの感染などの意図しない書き換えに対して対処できないことです。たとえばランサムウェアに感染した場合、バックアップ元が暗号化されますと、直ちに暗号化されたファイルがコピーされバックアップ先が上書きされてしまいます。
これを避けるため、リアルタイム同期する場合は必ず世代管理してください。

クラウドへのバックアップ
最近はAmazon「プライム・フォト」やGoogle「フォト」のように無制限でクラウドにバックアップできるサービスがあります。
クラウドへのバックアップは、場所を分散できるという特徴があります。パソコンとは別の場所でファイルを保管しますので、盗難や災害にも対応できます。

クラウドへのバックアップの注意点の一つは、バックアップ容量です。クラウドへのコピーはHDDと比較して遅いため、容量やネットワークの速度によってはバックアップにかなり時間がかかります。
あと、インターネット回線によっては一日の容量に制限があります。大容量のファイルをバックアップした場合は回線に制限がかけられる場合がありますので注意が必要です。

もう一つ考慮しておくことは、リストア(復元)にも時間がかかるということです。リストアする場合は急を要することもありますが、環境によってはリストアに時間がかかります。そのため、クラウドのみではなく、必ずHDDなどのローカルなバックアップと組み合わせることをお勧めします。

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2016/11/27

バックアップされないファイルがあります

バックアップしたのにファイルがコピー(またはミラーリングによる削除)されないことがあります。

BunBackupでバックアップしたときは、バックアップ結果表示で「エラー」の項目に入っている場合は、そのファイル名をダブルクリックしてください。エラーの原因を表示します。まずこのエラーメッセージを確認してください。
ログを記録している場合は、ログ表示でも同様にしてエラーの原因を表示することができます。

バックアップされない原因は環境により様々なのですが、よくある原因としては以下のものがあります。

OSまたはアプリケーションがファイルをロックしている
OSやアプリケーションは、使用中のファイルを他のアプリケーションから読み込めないようにロックをかける場合があります。
ロックされますと、BunBackupからファイルを読み込めなくなりますので、ファイルをコピーすることはできません。
アプリケーションがファイルをロックしている場合は、そのアプリケーションを終了するとロックが解除されます。

アクセス権がない
Windowsではファイルやフォルダにアクセス権を設定することができます。
アクセス権がないファイルは、セキュリティ上ファイルをコピーすることはできません。
ファイルをコピーしたい場合は、アクセス権があるアカウントでバックアップするか、アクセス権の設定を変更してください。

更新日時が壊れている
ファイルの更新日時は壊れることがあります。
BunBackupで「新しい時刻」「異なる時刻」の設定でバックアップしている場合は、ファイルの更新日時が壊れると正しいバックアップが行われません。
定期的にファイルの更新日時が壊れていないか確認することをお勧めします。
エクスプローラーなどを使用して更新日時順に並び替えますと、更新日時が壊れているファイルを発見しやすくなります。

ファイル、ディレクトリが壊れている
ファイルやディレクトリは壊れることがあります。
どのような動作になるかは状況によって異なりますが、ファイルなどが壊れますとファイルのコピーに失敗する場合があります。
定期的にバックアップ元・先のエラーチェックをお勧めします。

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2016/11/14

ランサムウェアの怖さが伝わらないのはなぜ?

同僚や友人にランサムウェアの怖さを説明しても、なかなか伝わらないのはなぜだろうと思ってましたが、もしかすると従来のマルウェアと同じようなものと考えている人が多いからなのかもしれません。
従来のマルウェアなら感染後にウイルス対策ソフトで駆除したり、パソコンのOSから再インストールしたりすれば回復させることは可能でしたが、ファイルが暗号化されるランサムウェアはこれでは解決できません。

ランサムウェアで暗号化されたファイルは、キーが単純なもの(辞書攻撃可能なもの)、もしくは暗号化アルゴリズムが貧弱なもの(独自のアルゴリズムやDESなど)であれば解読できる可能性はあります。
しかしAESなどの強固なアルゴリズムで、キーを複雑で長いものにされたら、専門家でも解読は困難です。
ランサムウェアは感染後にウイルス対策ソフトで駆除することができても、OSから再インストールしても、暗号化されたファイルは戻らないということが問題です。

もしかするとウイルス対策ソフトがあれば、ランサムウェアに感染しないと思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、基本的に未知のランサムウェアにウイルス対策ソフトだけで対抗するのは困難です。
また、最近はターゲット型のマルウェアが増えています。
ターゲットを絞ればマルウェアに感染させられる可能性は高まります。
たとえば、ある企業を狙うとして、その企業が堅牢でも、その企業と取引があり脆弱な企業があれば、そこから感染させて間接的に狙うことができます。
多くの人は取引先の知り合いからメールが来れば、安易に添付ファイルを開いたり、URLを開いたりするものです。

中小企業や個人なら狙われないと思っている方がいらっしゃるかもしませんが、ランサムウェア制作者はお金が得られればどこでもターゲットにします。
中小企業や個人を狙う場合は、身代金を下げればいいのです。
たとえば身代金を5万円、10万円にして1000カ所から送金されれば、5千万円、1億円稼ぐことができます。

従来日本は日本語のマルウェアが少なかったため、英語圏の人に比べるとマルウェアに感染する人は多くありませんでした。
最近のランサムウェア制作者はここを狙っています。
日本人はマルウェアに対して無防備なため感染させやすく、しかも他の国の人よりもお金を持っています。
ランサムウェア制作者にとってはいいお客さんなのです。

ランサムウェアの最大の脅威は儲かるということです。
儲かるところには優秀なプログラマが集まります。
つまり今後は高度なランサムウェアがどんどん開発される可能性があります。
しかも身代金はビットコインで集金できるため、ランサムウェア制作者の足が付くリスクは小さくなっています。
今後ランサムウェアは増えます。ターゲットは皆さんです。
ランサムウェアに対して、十分な対策をしましょう。

ランサムウェアに備えるならバックアップしかない

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