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2013/04/20

リストア(復元)は難しい

この間ユーザーさんからの問い合わせで、リストアについてちょっと恐いなと思ったことがあったので、リストアの方法ついて書いてみたいと思います。

リストア方法は、状況により異なります。
では、バックアップ元のHDDに異常が見つかった場合は、どのように対応すべきでしょうか。
BunBackupはOSがメディアの異常を検知した場合、メッセージを出してバックアップを中止します。
(これはバックアップ先のファイルを保護するためです)
「フォルダが壊れている可能性があります」というメッセージが出たときは、メディアに異常がある可能性があります。
(なお、このメッセージが出なくても、メディアが壊れていることがありますので、定期的なエラーチェックをお勧めします)

この場合は、OSのエラーチェック機能を使用して、どのドライブに異常があるかを確認します。
異常が見つかった場合は、エラーチェックからドライブの修復を試みます。
状況によっては、これで回復することもあります。
なお、OSのエラーチェックは万能ではなく、必ずしも正しく修復できるとは限りません。
特にハードウェア的に故障している場合は、エラーチェックでは修復できませんし、仮に修復されてもすぐに壊れる可能性があります。

エラーチェックして、バックアップ元ドライブに異常が見つかった場合は注意が必要です。
この場合は、エラーチェックで修復後、できるだけバックアップ元のファイルに異常がないか、自分で確認してください。
たとえば、重要なファイルを開いてみる、ファイルサイズを確認してみる、ファイル数を確認してみるなどです。
そして、問題が発見されなければ、可能であれば、通常のバックアップ先とは別のドライブに、バックアップ元のファイルを退避してください。

次にバックアップ先のファイルに異常がないかを確認します。
確認方法はバックアップ元と同様です。
なぜ、ここでバックアップ先を確認するかといいますと、以前からバックアップ元が壊れていて、すでにバックアップ先に壊れたファイルがコピーされている可能性があるからです。

バックアップ先のファイルに問題がなければ、リストアを実行します。
バックアップ入門 - リストア(復元する)

リストアしましたら、再度バックアップ元のエラーチェックを実行してください。
そして、バックアップ元のファイルに異常がないか、自分でチェックしてください。

さて、ここまできても無事復元されたわけではありません。
異常の原因がハードウェアの故障の場合は、またバックアップ元が壊れる可能性があり、この場合はドライブの交換が必要になります。
そのため、定期的にバックアップ元が壊れていないかを確認することをお勧めします。

また、異常が発生したドライブにOSや他のソフトが入っている場合は、それらのファイルが壊れている可能性もあります。
このような場合は、OSが不安定になったり、ソフトが起動しなくなったりします。
この場合はOSやソフトの再インストールが必要になりますので、これらのチェックも行ってください。

リストアに使用したバックアップ先は、当面バックアップに使用せず、そのままの状態で保護しておくことをお勧めします。
これは、またバックアップ元が壊れてしまい、壊れたファイルでバックアップ先の正常なファイルを上書きしてしまわないためです。

このようにリストアは、バックアップとは異なり簡単ではありません。
特にドライブに異常が発生した場合は、エラーチェックをしたり、ドライブの交換が必要になったりしますし、状況により対応方法が異なります。

冒頭で書きました恐い話というのは、バックアップ元に異常が発見されたのにも関わらず、エラーチェックで修復しただけで、すぐにバックアップを開始したということを伺ったからです。
この場合、バックアップ元が正しく修復されたかは確認していませんので、バックアップ元の壊れたファイルで、正常なバックアップ先のファイルを上書きしてしまっている可能性があります。
これではバックアップしていたことが台無しになってしまいます。
リストアは、念には念を入れて、十分に注意して行いましょう。

▼過去記事

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2013/04/11

バックアップ先HDDに問題が検出されました

バックアップ先に使用しているHDDは、月に一回程度OSの機能を利用して、エラーチェックをしています。
先日エラーチェックしましたら、問題が検出されてしまいました。

通常バックアップ先に問題が発生した場合、バックアップ元に問題がなければ、バックアップ元にオリジナルが残っていますので、大きな問題にはなりません。
バックアップ先のHDDをフォーマットして再バックアップし、HDDに問題がないかを調べればよいことになります。

今回は時間的に余裕がありましたので、先にchkdskからHDDの修復を試みました。
まず、Windowsをセーフモード+コマンドラインで起動し、chkdsk /Bを実行します。
私の環境では、これに約3時間くらいかかりました。
これで一応HDDは修復されましたので、修復したファイルを他のHDDに一旦コピーします。

次に、HDDをフォーマットします。その際、「クリックフォーマット」のチェックは外します。
これでHDDは空の状態になりましたので、通常のバックアップを実行します。
そして、他のHDDに退避したファイルから、世代管理ファイル、イメージバックアップの過去のファイルなど、必要なものをバックアップ先にコピーします。
そして、エラーチェックを実行し問題が出ていないかを確認します。

今回はこの状態で問題は検出されませんでした。
今後短いスパンでエラーチェックを実行したり、S.M.A.R.T.情報を調べたりしながら、再度エラーが出ればHDDを交換する予定です。

バックアップしている場合、バックアップ元・先の定期的なエラーチェックは重要です。
せっかくバックアップしていたのに、いざとなったときにバックアップしていたものが壊れていたら、復元できないからです。

なお、エラーチェックは万能ではありません。
エラーチェックでもすべての問題を検出できる訳ではありませんし、エラーチェックから修復してもすべてのファイルを救出できる訳ではありません。
そのため、エラーチェックにだけ頼るのではなく、安全性を高めるために、バックアップ先を複数用意することをお勧めします。

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