« BunBackupのシェアウェア化? | トップページ | BunBackup テスト版 Ver.3.4b1公開 »

2010/03/09

フリーソフトの解説書は儲かるか

先日BunBackupの解説書をシェアウェアとして公開しました。
では、フリーソフトの解説書 で儲けることはできるのでしょうか?
フリーソフト作家さんで、解説書を書こうと思っている方がいらっしゃるかもしれませんので、参考までに私の試算を書いてみたいと思います。

まだ公開したばかりなのでどの程度売れるのかは私にもわかりません。
ただ、この解説書を作る前に簡単な試算をしました。

BunBackupはフリーソフトなので、ユーザーがどのくらいいるのかわかりません。
そこで、まずユー ザー数を予想してみます。
Jane Styleというフリーソフトがあり、アクティブユーザーの公表値は40万人以上だそうです。
Jane Styleの2008年の窓の杜のダウンロード数が、269万ダウンロードです。
それに対して、BunBackupの2008年の窓の杜のダウ ンロード数が、17万ダウンロードです。
これから推測すると、BunBackupのユーザー数は
400000×17÷269= 約25000人
となります。
違う方法でも試算してみましたが、おおよそ、10000~25000人という数値になりました。
誤差が大きいとは思いますが、ここではとりあえずBunBackupのユーザー数が多めの25000人と仮定します。

次にユーザーの何パーセントが解説書を買うのかを考えてみす。
これについては全く予想がつきませんが、BunBackupユーザーの1%(100人に一人)が買うということはないでしょう。
自分は、0.3%くらいと予想しました。
仮に0.3%のユーザーに購入していただけるとすると、
25000×0.3÷100= 75本
で、75本売れる可能性があると予想されます。

解説書を1冊売ると、私のところに714円入ります。
仮に75本 売れるとすると、
714×75= 53550円
となります。
(ベクターから振り込み手数料が引かれますが、ここではそれを考えな いものとします)

この解説書を作るのに、ソフトやダウンロード用ホームページサービスなどに2万円弱かかっていますので、これを経費として引くと
53550-20000= 33550円
となり、75本売ったときの私の利益は約34000円となります。

私は、ここまで試算して何とか赤字にはならないだろうと判断し、解説書を書き始めました。

ついでに時給を計算してみましょう。
解説書を書くのに準備期間を除いて約4ヶ月かかっ ています。
4ヶ月間に使った時間は、ざっと計算すると約150時間くらいです。
これから時給を計算すると
34000÷150= 約227円
となります。

また、月当たりの収入として考えると、
34000÷4= 8500円
となります。

収入として34000円稼げれば非常にありがたいことですが、もしお金が目的ならば、もっと別の方法を選択した方がいいかもしれません。
たぶん、 もっと楽なアルバイトでもっと確実に稼げると思います。
もしフリーソフトの作者の方で、解説書を書こうと思っている方がいらっしゃいましたら、上記のような簡単な試算を行ってからの方がいいと思います。

上記の計算は誤差は大きいと思います。
予想がはずれてもっと利益が出る可能性もありますが、当然予想よりも少ない可能性もあります。
もし利益を考えるならば、もっと執筆時間を短くする(ページ数を少なくする)、単価を上げる、経費を下げるなどは考えておいた方がいいでしょう。
ただ、ソフトの解説書の場合、母数(ソフトのユーザー数)が決まっていますので、母数がよほど大きくないと稼ぐのは難しいかもしれません。

おそらく解説書はあまり儲かる方法ではないと思いますが、ユーザーサポートとして考えると非常に有意義だと思います。
本の形式でより細かく説明ができる解説書は、ヘルプやホームページとは違ったサポートを行うことができます。
また、これを機会に自分もソフトについて深く考えました。
この経験は、今後の開発に役立っていくのではないかと思っています。

|

« BunBackupのシェアウェア化? | トップページ | BunBackup テスト版 Ver.3.4b1公開 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フリーソフトの解説書は儲かるか:

« BunBackupのシェアウェア化? | トップページ | BunBackup テスト版 Ver.3.4b1公開 »