2012.04.22

世に出ないソフトたち

世の中にはたくさんのフリーソフトがありますが、ときどき欲しいソフトが見つからないことがあります。
こんなときプログラマは、短時間で作れるものであれば自作する場合があります。
自分のところにもちょっとしたツールなど、細々したソフトがパソコンの中に眠っていますし、多くのプログラマも同様ではないかと思います。

これらのソフトは特種で他の人には使えないものが多いのですが、汎用的で他の人にも役立ちそうなものもあります。
本当はこれらをフリーソフトとして公開すれば、誰かのお役に立てるのかもしれません。
しかし、こういうソフトはあまり世に出ません。
なぜなら、自分専用ソフトと公開するソフトは異なるからです。

自分専用ソフトは用途が限定されるので、インターフェースは最低限のものしか用意しません。
また、動作テストも自分の用途で正しく動作すればいいだけなので、限定的なテストしか行いません。
エラー処理は手間がかかるので、自分に必要ないものは省いてしまいます

もしこれらのソフトを公開するとなると、いろいろ手を加えなくてはなりませんし、動作テストしたり、ドキュメントを作成したりするのにも手間や時間がかかります。
基本的にフリーソフトを公開しても開発者にメリットはありませんし、ソフトを公開するのは面倒なので、パソコン中に眠ったままということになってしまいます。

ただ、ある人にとって役立つソフトがすでに存在するのに、それが公開されないで眠ったままというのはもったいないですね。
みんながハッピーなる方法があればいいんですけど。

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2012.04.14

ブログをまとめるということ

BunBackupブログの過去記事を解説書の特典ファイルとして追加したら、窓の杜さんに記事にしていただいたりして、思わぬ反響があってびっくりしました。

「BunBackup」の作者ブログが電子書籍化、有償の解説書に特典として追加
http://www.forest.impress.co.jp/docs/news/20120410_525339.html

ブログをまとめた理由は二つあります。
一つは、新しいブログを書くときに過去の記事を参照することが多くなったことです。
長い期間ブログを書いているので、すでに書いたものと重ならないように、過去記事を検索することが増えてきました。
また、過去の記事を参照して、その続きを書くことも増えてきています。
そこで、一つのファイルにまとめたら、簡単に検索できるのではないかと考えました。

もう一つは、ブログをバックアップするためです。
以前はブログがなくなってもいいやくらいに思っていたのですが、解説書を書くときにブログが参考になったこともあり、定期的にバックアップをするようになりました。

最近このバックアップを一太郎に保存することにしました。
一太郎だと文字装飾や画像も一緒に残せること、検索がしやすいこと、そして別の形式(Word、PDFやePubなど)で保存しやすいことなどが理由です。

そして、PDFやePubにしてみたところ、ホームページで見るよりも、意外なほど閲覧が楽になることがわかったので、ユーザーさんのお役に立てるのではないかと思い、公開することにしました。

ePub形式の場合、一部のビューワーで表示できないことがあるようです。
過去記事はePub3.0の形式で作成しているのですが、ePub3.0に対応していないビューワーでは表示できないようです。
ePubを表示する場合は、ePub3.0対応のビューワーをご使用ください。

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2012.04.07

BunBackupブログの過去記事を書籍形式にしてみました

BunBackup解説書の特典ファイルとして、BunBackupブログの過去記事をまとめたものを追加しました。
解説書をご購入いただいたユーザーさんで、ブログの過去記事にご興味のある方はダウンロードしてください。
ダウンロード方法は、BunBackup Proと同様です。解説書2ページ目に書かれているダウンロード方法をご参照ください。

ファイルは、ePubとPDFの二つのファイルを用意しています。
ブログが一つのファイルになっていますので、検索しやすいと思います。
また、ePubの方は目次も付いていますので、見出しの一覧から興味ある記事を見つけやすくなっています。

8年かけて書いてきたブログを書籍形式にしてみました。
A4用紙にすると168ページのボリュームになり、解説書に匹敵するボリュームになっています。
バージョンアップなどのお知らせの記事や、ソフトやバックアップに無関係な記事は抜いてあります。
時系列に並んでいますので最初のページから、ぱらぱらめくってもいいですし、機能名などで検索したり、目次から探したりしてもいいと思います。

すでに古くなった内容もありますが、解説書などに書かれていないことも書いていますので、解説書の補助的資料としてご活用いただければと思います。

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2012.04.02

バックアップにはちょっとお金をかける

バックアップは何かを生み出す作業ではないので、できるだけお金をかけたくないという人が多いかもしれません。
ただ、お金をかけないようにすると、いろいろ工夫が必要になりますので手間と時間がかかってしまいます。
私はバックアップは何かを生み出す作業ではないからこそ、時間をかけずに簡単にバックアップでき、継続できる方法を考えるべきだと思っています。

そのためにはちょっとお金をかけてみませんか。
たとえば、バックアップに使用してるメディアが古いものであれば、新しい物を買い足しましょう。
バックアップ先の容量が足りなくて、バックアップ対象を少なくしたり、圧縮したりしているのであれば、容量の大きなものに買い換えてみてください。
また、パソコンにUSB3.0のポートを増設し、バックアップ先のUSB3.0対応の外付けHDDを購入すれば、環境によってはかなりバックアップ時間を短縮できる可能性があります。

新しいメディアだけでなく、今まで使用していた古いメディアにもバックアップすれば、バックアップ先を複数に分けることができ、より安全性が高まります。

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2012.03.18

BunBackup テスト版 Ver.3.5b1公開

BunBackup テスト版 Ver.3.5b1を公開いたしました。

動作テストのご協力よろしくお願いいたします。

不具合を発見された場合や、ご意見・ご要望などがありましたらメールでお知らせください。

主な変更点は以下の通りです。

  • ミラーリング時ごみ箱を使用する機能を追加
  • コマンドラインオプション「FOLDERATTRIBUTECOPY」(フォルダ属性コピー)を追加
  • 世代管理の「世代管理をバックアップ先とは別のフォルダに保存する」の設定で間接指定に対応
  • 高速ファイルチェックDBの再構築実行時、バックアップ設定でログインの設定になっている場合は、ログイン後再構築するように変更

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2012.03.13

BunBackupは難しくてよくわからないという方に

ファイルバックアップは、ファイルを選択することができるため短時間でバックアップすることができます。
ただし、そのためにはいろいろ設定をしなければなりませんので、高度な知識が必要になります。

おそらく多くのパソコンユーザーは、シンプルなバックアップソフトで十分だと思います。
バックアップ元・先だけ設定するのであれば、難しい機能を使用する必要はありません。
最近はバックアップ先として使用する外付けHDDやNASは大容量化していますので、通常であれば複雑な機能を使用しなくてもバックアップすることは可能です。

しかし、なぜかシンプルなソフトは人気がありません。
私もBunPieceというシンプルなバックアップソフトを公開していますが、こちらはBunBackupと比較するとダウンロード数はかなり少なくなっています。
原因としては、シンプルなソフトは記事になりにくいので知名度が低い、低機能よりも高機能な方が評価が高い、バックアップに詳しい人は高機能なソフトを使用しているのでその使用ソフトを勧められる可能性が高いなどが考えられます。

そこで提案があります。
BunBackupはいろいろな機能が付いていますが、理解できない機能は使用しないようにしましょう。
また、BunBackupが複雑でよく理解できないという方はもっとシンプルなソフトを試してみてください。
BunPieceのようなシンプルなファイルバックアップソフトを選択するのもいいですし、設定が簡単なイメージバックアップソフトを使用するのもいいと思います。

それと、市販のソフトを購入するというのもお勧めです。
ソフトは有料になりますが、ソフトによってはユーザーサポートをしてくれるものもあります。
お金はかかりますが、その分早く問題が解決できる可能性があります。
サポートをお金で買うというのも一つの考えだと思います。

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2012.03.04

新しいソフトを作るということの魔力

去年の3月ころから「コロク」という新しいソフトを開発していました。
新規にまともなソフトを作るのはしばらくぶりだったこともあり、これがたまらなく楽しい作業でした。
特にBunBackupとは全く異なるタイプのソフトだったので、今までやったことがないことにもいろいろチャレンジでき、それが楽しさを倍増させたのかもしれません。

多くのプログラマがそうかもしれませんが、新しいソフトを作るというのは楽しい作業です。
何しろまっさらな状態ですから、何でもできるという自由さがあります。

BunBackupのようにある程度年月がたってくると、すでに一定数のユーザーが存在しますので、基本的な部分は変更できません。
(途中で方針を大きく変えてしまうと、既存のユーザーが混乱します)
つまり、自分のソフトであってもあまり自由にはなりません。

その点新しいソフトは何のしがらみもありません。
完全に自分でコントロールできます。
新しいソフトを作るということがあまりにも楽しかったので、今年もいくつかのソフトを作って遊んでいます。

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2012.02.26

BunBackupとオンラインストレージは相性がいいかも

オンラインストレージを使っている方が増えてきています。
オンラインストレージのサービスも増えてきて、

  • Dropbox
  • SugarSync
  • Yahoo! ボックス
  • Nドライブ

などがあります。

オンラインストレージは一定の容量まで無料なものが多く、たとえばDropboxは2GBまで無料で使用できます。
また、有料ですと大容量に対応しているオンラインストレージもあり、たとえばSugar Syncですと500GBで月額 42000円です。

オンラインストレージは容量もそれなりにあるため、バックアップに使用している方もいらっしゃるようです。
オンラインストレージにバックアップする利点は、ファイルはクラウド上にあるため、パソコンとは離れたところにファイルを置くことができる点です。そのため、盗難、火事や地震などの災害などでパソコンに被害があっても、復元できる可能性が高くなります。
また、パソコンが変わってもネットに接続できれば復元ができます。

このようなことから、オンラインストレージはバックアップにも使えるのですが、二つほど欠点があります。
一つは容量が大きくなると費用がかかること、もう一つはファイルのコピーに時間がかかることです。

これらに対応するために、BunBackupを利用するというのはいかがでしょうか。
BunBackupには、対象ファイル・除外ファイル、除外フォルダの機能があります。
これらの機能を使用すると、オンラインストレージにコピーするファイルを少なくすることができます。
また、セキュリティが気になるのであれば、BunBackupの暗号化機能を兼用してください。
このようにBunBackupは以外とオンラインストレージと相性がいいかもしれません。

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2012.01.21

イメージバックアップからのリストアに失敗

年末にパソコンのメモリが壊れていることが発覚し、まだ保証期間内だったので、メーカーに送って対応してもらいました。
その際、HDDが初期化される可能性があるとのことだったので、BunBackupでファイルバックアップを行い、イメージバックアップソフトでもバックアップしておきました。
メーカーで修理してもらった際に、念のためにHDDも交換されたとのことで、HDDは出荷状態で返却されました。

(パソコンはエプソンダイレクトのものですが、対応が早く、あっという間に修理されて戻ってきました。さすがエプソン。年末の忙しいときだったので非常に助かりました)

そこで、イメージバックアップからリストアしようとしたのですが、バックアップファイルが壊れているとのことでリストアができませんでした。
三世代のフルバックアップを残しておいたのですが、結局一番古いバックアップファイルだけがリストア可能で、そこからようやくリストアできました。

ファイルバックアップをしてあったので実害はなかったのですが、最新のイメージバックアップファイルが利用できなかったため、アプリケーションのインストールし直しや、OSやアプリケーションの設定などに時間が取られてしましました。

リストアできなかった原因はイメージバックアップソフトのせいではなく、私の環境やバックアップ先の問題の可能性もあります。
そのため、イメージバックアップソフトに問題があるとは考えていません。
ファイルバックアップでも、バックアップ先のファイルが壊れていることはあります。

ただ、イメージバックアップの問題点は、バックアップファイルが使えなくなると、一つのファイルも救い出せないことです。
そのため、イメージバックアップをするときは、数世代のバックアップファイル(増分、差分ではなく完全バックアップ)を残すことをお勧めします。
また、ファイルバックアップと兼用するとよいと思います。

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2012.01.02

フリーソフトがもっと増えるためには 2012年版

ブログを見返していたら、去年の1月に「フリーソフトがもっと増えるためには」という記事を書いていたので、それについて現在思っていることを書いてみます。

なぜか日本では、フリーソフトはボランティアが作るもので、お金の話はタブー視されます。また、フリーソフトがシェアウェアになったり、広告を表示したりすると、ネット上で非難されることがあります。
自分はこのことについて違和感があります。

シェアウェア
私は古くからフリーソフトを使用していますが、昔は人気のあるフリーソフトがシェアウェア化することは珍しいことではありませんでした。
シェアウェア化してお金を儲けたという噂を聞いたり、その資金で起業したりしたという話を聞いたりすると、自分もそんな風に成功できたらいいなあと思っていました。

インターネットが普及するようになって、フリーソフト(ここでは自由なソフトという意味も含む)がクール(かっこいい)と言われるようになり、シェアウェアが減ってフリーソフトが増えてきたような気がします。

ユーザーはフリーソフトが増えたことにより、ソフトは「ただ」で手に入るものという意識に変わり、お金を払ってシェアウェアを買うという動機がなくなってしまいました。
そして、有料のシェアウェアは、お金を取っているのだから完璧でなくていけないし、ユーザーサポートもしっかりしなくてはいけないという風潮に変わってきたように思います。
そうすると、ソフトを公開する側としては、シェアウェアを公開することはかなり負担になってきました。

ソフトを作るのにはお金がかかる
最近はコンパイラ(ソフトを作るためのソフト)もフリーのものもありますし、様々な情報はネット上で入手できますので、開発費をゼロにすることも可能です。
しかし、多くのプログラマは高価な有料のコンパイラを購入していますし、勉強のために書籍を購入したり、勉強会に参加したりしています。
フリーソフトは使うのは「ただ」ですが、作るのは金がかかります。それを負担しているのは開発者です。

現状のフリーソフトは、お金と暇があって、やる気があり、そのモチベーションを維持できる人が作るものとなっています。
自分の時間とお金を使って開発し、それを無償で公開しても、ネットで非難されることが多いフリーソフトです。このようなものを作りたいと思う人が、今後どれだけいるのでしょうか?

フリーソフトでお金を得る方法
フリーソフトでお金を得る方法はどのようなものがあるのでしょうか?
たとえば、商用利用のみ有料、サポートが必要な場合は有料など、フリーソフトとしては条件が付いている場合があります。また、高機能版や関連商品を販売するという方法もあります。
また、アフィリエイト、広告ウェア、他のソフトやツールバーなどの同梱などもあります。
ただ、これらで稼ぐのは容易ではありません。

フリーソフトへの寄付
私は個人が公開しているフリーソフトの場合は、寄付が最もよい方法なのではないかと考えています。
寄付は本来払わなくてもいいものに対して、わざわざお金を払ってくれる行為です。これは開発者にとってはお金だけでなく、その気持ちもとてもありがたいものだと思います。

一人が負担する金額は少額でも、人数がいればそれなりの金額になります。たとえば一年間に1000人が100円寄付したとすると、10万円になります。フリーソフトに寄付する文化根付いて、寄付する人が増えてくれば、もっと金額は増えるはずです。
もし、年間数十万円貰えるのであれば、優秀なプログラマが喜んでフリーソフトを公開するようになり、便利なフリーソフトがたくさん出回るようになるのではないかと期待しています。

ただ、今の日本では寄付という習慣が定着していませんので、現状は難しいかもしれません。
また、残念ながら少額の寄付をする方法が普及していません。
たとえば、銀行振込では振込手数料がかかりますし、ベクターのシェアレジを寄付に利用しても手数料がかかります。

海外フリーソフトの寄付(Donation)
海外のフリーソフトの多くは、ホームページに「Donate」というボタンがあり、寄付ができるようになっています。
私が驚いたのは、ある海外製フリーソフトについて調べていたときに、海外のブロガーが「あのフリーソフトはとても便利なので、みんなで寄付をして開発を継続させよう」というブログを見つけたときです。便利なフリーソフトはみんなで資金面でも応援するという意識が浸透していてショックを受けました。

欧米では寄付が文化かとして根付いていると聞きます。
2008年のアメリカの個人寄付は、一人当たり約7万円になるそうです。
日本の個人寄付は、一人当たり約2500円ですから、全く比較になりません。

もしかすると欧米で公開されているフリーソフトは、寄付という形でも支援されているのかもしれません。
一部の有名なソフト以外はそれほど寄付を集められないかもしれませんが、それでもプログラマにとっては、フリーソフトを公開する大きな動機になるのではないでしょうか。

プログラマにもっと選択肢を
フリーソフト作者が「ただ」でソフトを公開しているのは、様々な理由があると思います。
フリーソフト作者全員が聖人君子でボランティア精神にあふれている訳ではないはずです。
本当はシェアウェアや広告ウェア、寄付ウェアなどでお金を得たいけど、日本ではそれが難しいので、やむを得ずフリーソフトで公開しているということも少なくないと思います。

開発にはお金や時間がかかるのに、ネットでは非難されます。これではフリーソフトの数が増えません。
もちろん「フリーソフトで見返りを求めるなんて」と思うプログラマがたくさんいて、今後も多くのフリーソフトを作られることを期待しています。
しかし、そういう方たちだけでなく、見返りがあるならフリーソフトを作ってみたいという人たちも加わって、さらに優秀なフリーソフトが出てきてもいいのではないでしょうか。

そのためには、プログラマには選択肢が必要です。
寄付、広告表示、アフィリエイトなど、プログラマにもっと選択する余地をいただけないでしょうか。
そうすれば、今までとは違った人たちがフリーソフトの開発に参加するのではないかと思います。そして、今後そのような人たちが必要になってくるのではないかと思います。

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